【一般公開ブログ】Messages For the Parents ~子育て①

まず塾生に言っておく。一般公開ブログだからと言って「じゃあ関係ない」
ではない。

親向けだからと言って「俺子供だし~」じゃない。

親が子供を育てるうえで知っておいた方がいいことは、
当然本人も知っておいた方がいい。

しっかり読むように。

てか【一般公開ブログ】とか言いながら一般の人は
ほとんど見ない。

98%は塾生、塾生保護者に書いてると思ってくれ。

では本題。

「Messages For the Parents」
軽くシリーズ化しようと思っている親向けのブログ。

自分の経験が子育てに悩む親へのちょっとしたアドバイスになればいいなと。

そんな感じで書きます。いつもにようにフランクに。

「子育て」と言っても学習塾なので、
「この泣き方は眠たいんだ」的なものは全然わからん…。

1歳と2歳の子の違いも見分けられない自信があります。

その段階での「子育て」ではなく、

小学生のどの段階から勉強とどのくらい向き合わせればいいのか。
習い事は多い方がいい?少ない方がいい?


中学校では勉強と部活のバランスをどうしたらいい?

その他、親が悩みそうなことを取り上げたい。

まず、前提として言っておきたいのは、
家庭家庭にそれぞれ価値観があると思う。

勉強はほどほどに、とか、

勉強命!!!とか、

過去にいたのは、「勉強する暇があればバットを振れ」みたいなパパとか。

でも、どんな親でも共通してるのは
「将来幸せになってほしい」
だと思う。

そこは絶対に家庭ごとにもブレはないはずだ。

そして、「幸せ」の定義だが、

やはりまずは「お金」だろう。

「金持ちになってほしい」ではなく、
最低限、苦労なく食べられて、
結婚して、子供を養う。

これくらいの財力はつけてほしい。

当然だろう。

そしてできれば、そのお金を稼ぐ手段がに対して
前向きな気持ちであってほしい。

全員の共通の「幸せ」っていうのはこの辺りかなって思う。

その土台の上に、親それぞれの価値観が乗ってくるものだろう。

じゃあ、その土台を築くためには子供に
勉強をどのくらいさせればいいのか。

今日は小学生の話をしよう。

まず、小学校1年生。

ここがかなり大事。

「少なくとも平日は毎日勉強する癖をつけさせる」

最低15分。できれば30分。

入学したその日から。

オリエンテーションとかを待っていたらダメ。
実際に授業が始まるのは5月からだろう。

最初は名前覚えて、ゲームして、、、

俺も「名刺大作戦」ってのやったの覚えてるな。

自分で名刺を作って学年の人と片っ端から交換しよう!!
みたいなの。

ここで、「まだ授業入ってないから家庭学習とかはまだいいか。」

この発想が命取りです。

小学校一年生に勉強させるのは簡単。

だって小学生になったんだもん。

「小学生は勉強するもの」
そう洗脳する。

ってか、本当にそういうものだから洗脳ではないか(笑)

だから、入学式のその日から市販などのドリルをやらせるのです。

子供だってちゃんと「節目」というものは理解してる。

この節目を利用しない手はないでしょう。

逆に、4月26日までは「勉強しなさい」って言われなかったのに、
4月27日からいきなり「勉強しない!!」って言われても、


子供からすると

「なんでいきなり!!!!!????」

って思うよね。

だけど、「小学生になったら勉強しなきゃいけないんだよ」

って幼稚園年長の頃から言い聞かせる。
節目を強く意識させる。

多分これでその子の人生を大きく分けるんじゃないかな。

つまり、「勉強するのが当たり前」って思う子と、
「勉強知る人は偉い」って思う子と。

大違いですね。

あと、小学校一年生時点でもう一つ重要なことがある。

それは「早生まれ」。

大人はそんなこと意識しないが、
小学校一年生の子供は、早生まれ…というか
生まれが遅い子は生きてる割合がかなり小さくなる。

3月生まれの小1の子は、
4月生まれの小1の子の約85%しかこの世を生きてないことになる。

これは大きなハンデだ。

で、ありがちな親の心理としては、

「この子は早生まれだから周りより勉強ができなくても仕方ない」
「2,3年生になったら追いついてくるよ」

大間違いです。

確かに言う通り、後から能力は追いついてくるでしょう。

でも、その子は小1の間に「自分は頭が悪い」と思い込む。

当然小1に「早生まれのハンデ」なんて理解できない。
単に「自分はバカ」という認識が強くなっていく。

勉強で一番大事なのは自尊心だ。

「プライド」とよく英訳されるが、それとはちょっと
違う。
「自己承認」に近い意味での「自尊心」。

「うちの子、やればできるはずなんです」ってよく親が
言うけど、
それを本当の意味で本人が自覚しないと勉強は伸びない。

逆に「自分はどうせできない」って思うのが
一番成長を妨げるのだ。

だから、早生まれは「あとから追いつく」なんて悠長なことは
言ってられない。

早生まれの子ほど、「名刺大作戦」をやってる間に、
他の子を出し抜く気持ちで勉強する癖をつけさせないと
いけない。

入学式から癖をつけさせれば、
早まれのハンデ分なんてすぐに埋められる。

これは足の速さなんかも同じ。

やっぱり早生まれは足も遅い。
運動能力は勉強以上に85%の影響が出ると思う。

体だって小さい可能性が高いから。

でも、かけっこだってトレーニングで簡単にハンデを埋められる。

手の振り方、足のあげ方、力の逃げている方向がないか。

そういう修正をして、
本番靴の踵に折ったティッシュ―を仕込めば(これくらいいいよね、早生まれだし…。)
85%のハンデは余裕でなくなる。

そうすると、「自分は足が速い人だ」と思って、
運動が好きなる。

この精神のインフレサイクルをつくれば
まずは第一段階クリアです。

そしてこの第一段階が人生に大きな影響を及ぼします。

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