【一般公開ブログ】努力で才能を超えられるか

一応中学校が始まったので、今日からブログは復活します。

でも、来週休みをもらうので、通常通り平日毎日アップが定着するのは
1/27(月)からだね。

冬カリの間アップがなかったから毎日見る癖もなくなってしまった人が
いるかもしれない。

頑張ってまた癖をつけるようにしてほしい。

さて、今日の話しは前回のブログ「やっぱり勉強なんだな」と矛盾するように
聞こえるかもしれない。

前回の話は、

学歴は全てではないけど、学歴は努力の証だから、
高学歴の方がどんな分野でも成功する可能性が高いし
低学歴の方が成功できない可能性が高い。

まとめるとこんな感じでした。

令和ロマンのM-1 2連覇から始まった話だったね。

今回のテーマは、「努力で才能を超えることができるのか」

答えは「No」

残念ながらどんな分野でもNoです。

俺も昔は信じてた。学生時代かな。

自分が勉強で点数とれないのは努力が足りないからだ。
朝から晩まで努力すれば東大だって入れる。

でもその覚悟が俺にはない。努力が足りない。

北高入って「すごいすごい」って言われるけど、俺は努力をしただけで、
ちゃんと努力をすれば誰だって入れるのに。何もすごくないじゃん。

こうやって本気で思ってた。

でも、塾講師になってわかった。

これは間違っていると。

俺はどんなに努力しても多分東大には入れないし、
どんなに努力しても北高に入れない子もいる。

これが講師になって見つけた解だ。

スポーツと同じように、
勉強にも才能があって、

勉強の分野では、才能がある人のことを「頭がいい」と言う。
才能がない人のことを「頭が悪い」と言う。

でも、もちろん才能は「ある」「ない」だけで2つに分けられるものではない。
段階的なものである。

なんか元も子もないような話をしているけど、

悲しむのはまだ早い。

スポーツの世界はかなり残酷だ。

努力をしている才能のない者は
努力をしていない才能のある者に勝てない。

つまり、才能が全ての世界だ。

中学・高校の地区大会レベルだったら逆転は可能だろう。

でも、それ以上になったら才能ある者同士が戦う。

そういうものだ。

きっと最も残酷なのはテニス。

札幌市でベスト16に入るような高校生も、
全国レベルの小学生とやると、ボコボコにされるらしい。

「本気でテニスやめようかと思った」という話を高校の友人から
直接聞いたことがある。

それくらい才能がモノを言う世界だ。

でも、勉強は、多分すべての分野の中で一番

才能のある者と才能のない者の逆転が起こりやすい分野だと思う。

ここに塾講師という仕事の楽しさもあるのだ。

勉強は、どんなに才能があっても努力をしなければ
いい成績も点数も取れない。

勉強って、結局は暗記ゲームだから、
才能のない者が努力で暗記してのし上がることができるのだ。

すごく才能のある者は、1回問題の解き方を見れば覚えられる。(Aさんとする)

普通に才能のある者は、3回見直せば覚えられる。(Bさんとする)

才能のない者は12回見直さないと覚えられない。(Cさんとする)

この違いなのだ。

でも、結局最終地点は3人とも「覚えられた」だ。

それなら同じ点数が取れるのだ。

スポーツの場合、どんなに努力しても同じプレーはできない。
才能のない者が才能ある者に勝つ可能性は0%だ。

ここが勉強との大きな違いだ。

ただ、

CさんはAさんの12倍、Bさんの4倍時間がかかる。

ここで問題なのは、一日が24時間しかない。
起きてる時間は実質18時間。

食事、風呂、トイレなどを除いて、

勉強に使える時間は一日15時間くらいが限界だろう。

そんな中CさんはAさんやBさんより上に行けるか。
可能性はかなり低い。

そしてCさんに一日15時間の勉強をする覚悟と精神力があるか。

その可能性も考えると、更に逆転の可能性は低くなる。

だから、最初に書いた通り、

「努力で才能を超えることができるのか」

の答えはNoなのだ。

でも、勉強だけは道筋はある。

Cさんも毎日15時間勉強すればいい。

だから、「だから、あなたも、生きぬいて」や
「ビリギャル」のような実話もあるのだ。

そして、もう一つ大事なのは、
今はわかりやすく対戦相手を「才能のある者」にしていたが、

別に才能のある者に勝つ必要はない。

道コンでSS58取りたかったら、SS58程度の才能を持つものに勝てばいいのだ。

Cさんは、「6回見直せば覚えられるDさん」に勝てばいいのだ。

それならDさんの2倍勉強するだけで勝てる。

Dさんが遊びに行ってる隙に、
Dさんがスマホゲームをしてる隙に、
Dさんが家族で外食に行ってる隙に勉強すれば、

Dさんの2倍くらい楽に達成できる。

そう、勉強は世の中で最も平等に近い分野だ。
なぜなら暗記ゲームだから。

みんなが「才能が必要」と思ってる数学でさえも暗記ゲーム。

うちの高校生は歴代生徒も含め、得意科目は100%数学だ。

理系も文系も、みんな数学得意。

中学時代、数学が苦手だった子も得意だった子も、
高校での得意科目は数学。

これは暗記要素が

小学<中学<高校 だから。

勉強が暗記戦略ゲームだということに気づけば、
努力が才能を超える可能性が高まるのだ。

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